AIツール、まだ
素のまま使ってませんか?
設定ゼロのClaude Codeターミナル(黒い操作画面)で動くClaude。コードを書いたり実行したりできるエンジニア向けツールは、本来の力の半分も出ていません。
むずかしい用語は、ぜんぶ言い換えます。コマンドはコピーするだけ。
📅 最終確認:2026年6月(最新仕様は公式を確認) ⏱ 読了 約12分 🆕 現行の最上位モデルは Opus 4.8(Pro以上で選択可)
😵 損している状態
- Effortエフォート=AIがどれだけ深く考えるかの「思考の深さ」。低いほど速く安く、高いほど丁寧で高品質(思考の深さ)が medium のまま
- 毎回、同じ説明をやり直す
- あぶないコマンドも素通り
- 気づかぬうちに機会損失が積もる
🚀 設定後の状態
- Effort(思考の深さ)を max に固定
- 説明コストはゼロ(自動で読む)
- あぶないコマンドは自動でブロック
- 品質・速度・安全がまとめて向上
はじめに ── このガイドの読み方
むずかしい用語は全部かみくだいて説明します。上から順に読むだけでOKです。コードは右上の「コピー」ボタンで丸ごとコピーできます。
👤 こんな人に向けています
- パソコンは使えるが、ターミナルやJSONは未経験
- 「Claude Codeって何が違うの?」レベル
- 技術用語を見ると、読むのをやめてしまう
🖥️ そもそもターミナルって?
文字でパソコンに命令する画面のことです。Claude Code はここで動きます。最初は「黒い画面に文字を打つ場所」とだけ覚えればOK。本ガイドのコマンドは、貼り付けて実行するだけで使えます。
💳 Pro でも Max でも、設定の中身は同じです
Claude Code・Cowork・設定ファイル(settings.json / CLAUDE.md)・Skills は、どちらの有料プランでも同じように使えます。違うのは主に「どれだけ使えるか(使用量の上限)」だけです。
| 項目 | Claude Pro(約 $20/月) | Claude Max 5x(約 $100/月) |
|---|---|---|
| このガイドの設定 | そのまま使える | そのまま使える(内容は同じ) |
| Claude Code | 使える(使用量ひかえめ) | 使える(Pro比 約5倍) |
| Claude Cowork | 使える | 使える |
| Opus(高性能モデル) | 選べる | 選べる |
| 使用量のリセット | 5時間のローリングウィンドウ(共通) | 同じ |
| 向いている人 | 1日 1〜2時間ほど使う人 | 一日中ガッツリ使う人 |
※ 金額・使用量・モデルの提供状況は変わることがあります(2026年6月時点の目安)。最新は公式の 料金ページ をご確認ください。
名前は似てるけど、役割は別物。
3ツール早わかり
Claude・Claude Code・Claude Cowork。どれを使えばいいの?を、日常のたとえ話で説明します。
Claude
「物知りな同僚とのおしゃべり」
ブラウザで開いて質問する、いちばん身近なClaude。あなたのPCの中身は触りません。アイデア出し・調べもの・文章づくりが得意です。
Claude Code
「道具を全部使える工房の職人」
ターミナルパソコンに文字で命令を打ち込む黒い画面。マウスではなくキーボードで操作する(文字で命令する黒い画面)で動きます。コードを書き、動かし、テストまでします。プログラマー向けの本気ツールです。
Claude Cowork
「隣の席で書類仕事を手伝う新人」
デスクトップアプリの中で動きます。マウスで使えて、ファイルを整えたりレポートを作ったり。プログラマーでなくても使えます。
なぜ「設定」が必要なの?
結論から言うと、素のまま使い続けることが、いちばんもったいない使い方だからです。
素のまま使うことは、最大の機会損失のひとつ。
設定をいくつか変えるだけで、品質・速度・安全がまとめて良くなります。
いちばん見落とされる「Effort medium のまま」問題
2026年3月4日(v2.1.68) の更新で、Max/Teamプランの Effortエフォート=思考の深さ。同じ質問でも low と max では最大50倍のトークン差が出る(思考の深さ)のデフォルトが high → medium に下がりました。気づかないと、以前より品質が落ちたまま使い続けることになります。
Before(素の状態)
- Effort(思考の深さ)= medium で品質が低下
- 確認ダイアログで毎回中断される
rm -rf(全消去)も実行できてしまう
After(設定後)
- Effort(思考の深さ)= max を永続化
- 安全なコマンドは自動で許可
- あぶないコマンドはブロックで事故防止
会話が長くなるほどメモリが埋まり、品質が落ちます。だから 75%で自動要約(AutoCompact)・タスクが変わったら /clear が効きます。
「公式が良いと言うなら、最初からそうしておいてほしい」と感じますよね。理由は4つあります。
① 自由な“素の道具”として作られている:Claude Code は特定の使い方を押し付けない設計です(公式は「意図的に低レベルで自由」と明言)。だから初期状態は中立で、各自が好みに合わせます。
② 安全のための控えめな既定:初期は「確認してから動く」慎重設定。どんな環境でも事故らないための保険です。自動許可は、あなたが内容を理解したうえで“オプトイン(自分で有効化)”する形にしてあります。
③ コストと速度の中庸:Effort を最初から max にすると、全員の使用量と待ち時間が増えます。だから既定はバランス型の medium。品質を優先したい人だけ上げられます。
④ あなたの情報は、あなたしか持っていない:プロジェクトのルールや手順は、ツール側には存在しません。CLAUDE.md や Skills は「足りない初期設定」ではなく、“あなたの知識を渡す場所” です。
つまり「デフォルトから変える」のは不具合の修正ではなく、もともと想定された使い方。公式も「これらは出発点。試して自分に合う形を見つけて」と述べています。
準備 ── はじめる前に知っておくこと
「どこで」「どう操作して」「どこに保存され」「どう元に戻すか」をまとめました。ここを読めば、あとのアクションが迷わず進みます。
✅ 必要なもの
- 有料プラン(Claude Pro または Max)※無料プランでは Claude Code は使えません
- パソコン(Mac 13+/Windows 10+/Ubuntu 20.04+)・メモリ4GB以上
- インターネット接続
- テキストエディタ(Windowsのメモ帳でも可。VS Code推奨)
🍱 まず覚える3語だけ
ターミナル=文字で命令する画面。コマンド=そこに打つ命令文。再起動=設定を反映するため Claude Code を一度閉じて開き直すこと。
この3つが分かれば十分です。あとは貼り付けるだけ。
① Claude Code を入れる(3つから選ぶだけ)
いちばん簡単なのは 方法A(ネイティブインストーラ)。Node.js(プログラムの土台ソフト)が要らず、自動で最新に保たれます。ターミナル文字でパソコンに命令する画面。Macは「ターミナル」、Windowsは「PowerShell」アプリ(操作画面)を開いて、下を貼り付けて実行します。
# 方法A:ネイティブインストーラ(おすすめ・Node.js不要・自動更新)
# Mac / Linux / WSL(ターミナルに貼り付け)
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
# Windows(PowerShell に貼り付け)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex🔐 安全のヒント:| bash はスクリプトをダウンロードしてそのまま実行します。気になる人は、まず curl -fsSL https://claude.ai/install.sh だけ実行して中身を確認してから流すと安心です。なお、後で作る settings.json の拒否例に curl * | bash がありますが、あれは「Claude が勝手に実行するのを止める」設定。あなた自身がインストーラを手動で実行するのは問題ありません。
すでに Node.js がある人は方法Bでも可:
# 方法B:npm を使う(Node.js 18以上が必要)
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# Mac は Homebrew でも入ります
brew install --cask claude-code入れたら、作業フォルダで起動してログインします:
# 起動:作業したいフォルダに移動して「claude」と打つだけ
cd ~/myproject
claude
# 初回はブラウザが開きます → Pro / Max のアカウントでログイン
# (無料プランでは Claude Code は使えません)
# ちゃんと入ったか確認
claude --version
claude doctor # 環境の健康診断(困ったとき用)ターミナルが苦手でも大丈夫
マウス操作だけで使いたい人は、Claude Desktop App(デスクトップアプリ)から Claude Code を使えます。ターミナルは不要です。claude.ai/download から入手できます。
② 設定ファイルは「どこ」に保存される?
この記事で作る設定(settings.json / CLAUDE.md など)は、ほぼすべて下のフォルダに置かれます。場所を知っておくと、編集も後片付けもラクです。
# 設定ファイルが置かれる場所(必要に応じて自動で作られます)
Mac / Linux : ~/.claude/
(例:/Users/yourname/.claude/)
Windows : C:\Users\yourname\.claude\
# 「~」は自分のホームフォルダ(自分の名前のフォルダ)という意味
# 「.claude」は先頭にドットが付く “隠しフォルダ”💡 隠しフォルダの表示:Mac の Finder は Cmd + Shift + ./ Windows のエクスプローラーは「表示 → 表示 → 隠しファイル」にチェック。
- 📁 ~/.claude/設定の入る隠しフォルダ
- 📄 settings.json許可・禁止・env
- 📄 CLAUDE.md起動時に自動で読む手順書
- 📁 skills/
- 📁 review/
- 📄 SKILL.md必要時に呼ぶレシピ
- 📁 review/
③ 元に戻す(戻し方の基本)
この記事の設定は、ほとんどが「テキストを書き足すだけ」。消せば元に戻ります。心配なら、変更前にコピー(バックアップ)を取っておけば安心です。各アクションの「戻し方」も個別に書いています。
# 不安なら、変更する前にコピー(バックアップ)を取る
cp ~/.claude/settings.json ~/.claude/settings.json.bak
# 元に戻したくなったら、バックアップで上書きするだけ
cp ~/.claude/settings.json.bak ~/.claude/settings.json📖 用語ミニ辞典
| 用語 | やさしい意味 |
|---|---|
ターミナル | 文字でパソコンに命令する画面(Mac=ターミナル / Win=PowerShell) |
コマンド | ターミナルに打つ命令文。この記事のものは貼り付けるだけ |
~(チルダ) | 自分のホームフォルダ。例:/Users/yourname |
~/.claude/ | Claude の設定が入る隠しフォルダ |
settings.json | 許可・禁止などを書く設定ファイル(JSON形式の文書) |
CLAUDE.md | Claudeが起動時に自動で読む手順書 |
| 環境変数 | パソコン全体で共有する設定値。書けば毎回自動で効く |
| 再起動 | 設定反映のため Claude Code を閉じて開き直すこと |
今日からできる、設定アクション10選
上から順にやるだけで活用レベルが上がります。番号・難易度・所要時間つき。迷ったら、まず 01番 だけでも効果があります。コードは右上の「コピー」ボタンで丸ごとコピーできます。
環境変数でEffortを max に永続化
最優先の設定です。環境変数パソコン全体で共有する設定値。一度書けば毎回自動で読み込まれる(パソコン共通の設定値)に書くと、毎回手で変える手間が消えます。v2.1.68以降の品質低下も即修正できます。
# Mac / Linux の場合(~/.zshrc または ~/.bashrc に追加)
echo 'export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=max' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
# Windows の場合(PowerShellで実行)
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable("CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL", "max", "User")なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
~/.zshrc または ~/.bashrc/ Windows=ユーザー環境変数export 行を削除し source ~/.zshrc を実行(Windowsは環境変数を削除)。元の自動設定に戻ります。settings.json で危険コマンドをブロック
settings.jsonセッティング・ジェイソン=Claude Codeに「何を許可・禁止するか」を書く設定ファイル(設定ファイル)に、安全なコマンドの許可と危険なコマンドの禁止を書きます。下が推奨の全文。ファイルが無ければClaude Codeに「settings.jsonを作って」と頼めば自動生成されます。配置場所は ~/.claude/settings.json。
{
"$schema": "https://json.schemastore.org/claude-code-settings.json",
"effortLevel": "high",
"alwaysThinkingEnabled": true,
"autoUpdatesChannel": "stable",
"autoMemoryEnabled": true,
"cleanupPeriodDays": 60,
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run lint)",
"Bash(npm run test *)",
"Bash(git add *)",
"Bash(git commit *)",
"Bash(git diff *)",
"Bash(git status)",
"Bash(git log *)",
"Bash(cat *)",
"Bash(ls *)",
"Read(*)",
"Glob(*)"
],
"deny": [
"Bash(rm -rf *)",
"Bash(sudo rm *)",
"Bash(curl * | bash)",
"Bash(wget * -O- | sh)",
"Read(./.env)",
"Read(./.env.*)",
"Read(./secrets/**)"
]
},
"env": {
"CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE": "75",
"CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC": "1"
}
}なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
rm -rf(全消去)などを禁止すれば、暴走や事故を構造的に防げます。公式も「慎重な権限モデル」を基本に据えています。~/.claude/settings.json/ プロジェクト限定=そのフォルダ内の .claude/settings.jsoncp ~/.claude/settings.json ~/.claude/settings.json.bak でコピーを取っておけば、戻したいとき上書きで復元。ファイルごと削除しても素の状態に戻ります。グローバル CLAUDE.md を作成
CLAUDE.mdクロードエムディー=Claudeが起動時に自動で読む「手順書」。新人に渡すマニュアルのようなもの(自動で読まれる手順書)を作ると、毎回の説明がゼロに。プロジェクトのフォルダで /init を打つのが最速です。
# プロジェクトのフォルダで Claude Code を起動
cd ~/your-project
claude
# CLAUDE.md の雛形を自動生成(コードベースを分析して作成)
/initなぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
/init を実行 → 生成されたファイルをエディタで微調整~/.claude/CLAUDE.md/ プロジェクト用=./CLAUDE.mdAutoCompact を 75% に設定
AutoCompactオートコンパクト=会話が長くなったとき、内容を自動で要約・圧縮する機能(自動の要約圧縮)を早めに走らせて品質低下を防ぎます。settings.json の env に1行追加するだけ。
{
"env": {
"CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE": "75"
}
}なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
env を編集~/.claude/settings.json の env セクション"CLAUDE_AUTOCOMPACT_PCT_OVERRIDE" の行を削除すれば既定の挙動に戻ります。CLAUDE.md を200行以内にスリム化
全行に「この行が無ければClaudeが間違うか?」と問い直し、Noなら削除。公式推奨は200行以内、できるチームは60行前後。ふくらむと大事なルールが埋もれます。
なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
~/.claude/CLAUDE.md または ./CLAUDE.mdよく使う作業を1つ Skill に変える
Skillスキル=よく使う手順書を保存し、必要なときだけ呼び出す機能。料理のレシピ集に近い(必要時だけ呼ぶレシピ)に変換します。フォルダを作り SKILL.md を置くだけ。下のコマンドで土台を作れます。
# Step 1: スキル用のフォルダを作成
# 全プロジェクト共通(個人専用)
mkdir -p ~/.claude/skills/review
# プロジェクト固有(チーム共有可能)
mkdir -p .claude/skills/review
# Step 2: SKILL.md を作成(次のテンプレートを使用)
touch ~/.claude/skills/review/SKILL.mdなぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
~/.claude/skills/名前/SKILL.md/ プロジェクト用=.claude/skills/名前/SKILL.mdタスク切替時に /clear を習慣化
別のタスク・別のバグへ移るとき、2回以上失敗したときは必ず /clear。古い文脈が残ると品質が落ち、コストも増えます。
# 別のタスクへ移行するときは必ず実行
/clear
# 判断基準:
# ✅ 同じコンテキストで続けてよい → そのまま続行
# ✅ 別のバグ・別の機能へ移行 → /clear
# ✅ 同じ問題を2回以上失敗 → /clear して新しいプロンプトで再挑戦なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
/clear と入力するだけClaude Desktop App を入れて Cowork を試す
https://claude.ai/download からインストール。Cowork はこのアプリに入っています。Pro・Max とも追加費用なしで使えます。ファイル整形・レポート作成・画像一括処理に便利です。
なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
計画は Opus、実装は Sonnet の2段階に
Opusオーパス=深く考える高性能モデル。設計や難問向き(深く考えるモデル)で設計し、Sonnetソネット=速く安いモデル。量産・実装向き(速く安いモデル)で量産。同じ品質を低コストで実現できます。
💳 Pro の人へ:Opus も使えますが使用量はひかえめ。設計など要所だけに絞ると上限に当たりにくいです。
# フェーズ1: Opus で「型」を作る
/model opus
"コードレビュースキルを設計して SKILL.md を作成してください"
→ 深い推論でワークフローを設計
# フェーズ2: 設計できたら Sonnet に切り替える
/model sonnet
/review ← Skill を呼び出して実際の作業
→ Opus レベルの品質のワークフローを Sonnet のコストで実行なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
/model opus / /model sonnet を切替/model でいつでも別のモデルに戻せます。軽い確認は /btw コマンドで聞く
/btwビーティーダブリュー=by the wayの略。会話の文脈を汚さずに一時的な質問ができるコマンド(文脈を汚さない質問)を使うと、コンテキストClaudeがいま覚えている会話の作業メモリ。増えすぎると品質が落ちる(会話の作業メモリ)に残さず確認でき、トークンAIが処理する文字のかたまりの単位。消費量がコストに直結する(処理単位)の消費を減らせます。
# 通常の質問(コンテキストに入る → トークン消費)
"この関数の複雑度は?"
# /btw で聞く(コンテキストに入らない → トークン節約)
/btw "この関数の複雑度は?"なぜ効く? 根拠・手順・保存先・戻し方をみる
/btw で聞くと、その内容が会話の作業メモリ(コンテキスト)に残りません。文脈を汚さずに済み、品質低下とトークン消費を抑えられます。/btw 質問 と入力📊 Effort(思考の深さ)の早見表
タスクに合わせて深さを選ぶと、ムダなトークン消費を防げます。
| レベル | 思考深度 | 速度 | コスト | 最適なタスク |
|---|---|---|---|---|
low | なし〜最小 | 最速 | 最安 | タイポ修正・変数リネーム・整形 |
medium | バランス | 速い | 低 | 標準的なバグ修正・テスト生成 |
high | 深い推論 | やや遅い | 中 | 設計・複数ファイルのリファクタ |
max | 最大全力 | 遅い | 高 | 難解バグ・セキュリティ(最上位 Opus 向け) |
auto | モデル次第 | — | — | 変更後に元へ戻したいとき |
Effort の変更方法(6通り):
# セッション中にコマンドで変更(最もよく使う)
/effort low # 軽作業
/effort medium # バランス重視
/effort high # 品質重視
/effort max # 全力(Opus専用)
/effort auto # モデルデフォルトに戻す
# 起動時に指定(1セッションのみ)
claude --effort high
# 環境変数で永続化(前述の方法)
export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=max
# スキル単位で指定(SKILL.md frontmatter内)
# effort: low設定の優先順位(高い順)。重要:settings.json に max と書いてもバグで high 扱いになるため、永続化は環境変数を使います。
① 環境変数: CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=max ← 最優先・永続的
② CLIフラグ: claude --effort max ← セッションのみ
③ settings.json: "effortLevel": "high" ← maxはバグで機能しない
④ モデルのデフォルト: medium ← 変更しないとここに留まるCLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL最優先・永続的claude --effortそのセッションのみeffortLevelmax はバグで効かない🪝 プロジェクト設定(settings.json)
プロジェクト内に置く .claude/settings.json。hooksフックス=特定の操作の前後に、決めた処理を自動で走らせる仕組み(自動処理の仕掛け)でファイル変更後に型チェックを自動実行できます。
{
"$schema": "https://json.schemastore.org/claude-code-settings.json",
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm run build)",
"Bash(npx tsc --noEmit)",
"Bash(npm run lint -- --fix *)"
]
},
"hooks": {
"PostToolUse": [
{
"matcher": "Write|Edit",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "npx tsc --noEmit 2>&1 | head -20"
}
]
}
]
}
}🔑 ultrathink の正しい使い方
ultrathink はプロンプトに書くと、そのターンだけ high effort になる公式キーワードです(v2.1.68で復活)。
# プロンプト内に書くだけで そのターンだけ high effort になる
ultrathink ← v2.1.68 で復活した公式キーワード
# 例
"このバグの原因を ultrathink で分析して"よくある誤解 ── 機能するもの/しないものの整理:
# ✅ 現在機能する公式の指定方法
ultrathink ← プロンプトに含めると そのターンだけ high effort
/effort max ← セッション中は max effort
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=max ← 永続化(最優先・全設定より上)
# ❌ 機能しない(廃止 or 無効)
"think hard" → 廃止済み
"think deeply" → 無効
"よく考えて"(日本語)→ 翻訳版も無効Skills・CLAUDE.md・Cowork を
たとえ話でマスター
3つの仕組みを、料理とお店のたとえで理解しましょう。テンプレートのコードもそのまま使えます。
🍳 Skills ──「料理のレシピ集」
- CLAUDE.md=毎回読む「基本のシェフ心得」(常時よみこみ)
- Skills=特定のレシピ集(「パスタ作って」と言ったときだけ取り出す)
| 比較軸 | CLAUDE.md | Skills |
|---|---|---|
| よみこみ | 毎セッション常時 | 必要時のみ(オンデマンド) |
| トークン消費 | 毎回(ふくらむリスク) | 呼んだときだけ |
| 用途 | 常に守るルール | 特定タスクの手順書 |
| 呼び出し方 | 自動 | /スキル名 または自動検知 |
| Effort指定 | できない | SKILL.mdの先頭で指定可 |
CLAUDE.md を軽く保ち、専門の手順は Skills に逃がすと、毎回のトークン消費を抑えられます。
インストール(公式マーケットプレイスから・推奨):
# Step 1: Anthropic 公式マーケットプレイスを登録
/plugin marketplace add anthropics/skills
# Step 2: スキルセットをインストール(例: ドキュメント系スキル)
/plugin install document-skills@anthropic-agent-skills
# Step 3: Claude Code を再起動
# Ctrl+C で終了 → claude で再起動
# インストール確認
/skillsSKILL.md テンプレート①:コードレビュー用
---
name: review
description: コードレビューを実行する。セキュリティ・パフォーマンス・可読性の3観点でレビュー依頼やPRチェックを求められたときに使用。
effort: high
---
# Code Review Skill
以下の観点でコードレビューを行ってください:
## セキュリティ
- SQLインジェクション・XSS・認証漏れ・シークレット漏洩を確認
## パフォーマンス
- N+1クエリ・不要な再レンダリング・非効率なループを確認
## 可読性
- 命名規則・関数の長さ(50行以内推奨)・コメントの適切さを確認
## アウトプット形式
重要度(🔴高 / 🟡中 / 🟢低)と具体的な修正案を必ず含めてください。SKILL.md テンプレート②:日本語ブログ記事用
---
name: blog-ja
description: 日本語技術ブログ記事を作成する。AI・株式投資・テクノロジーに関する記事執筆を依頼されたときに使用。
effort: medium
---
# 日本語ブログ記事作成
## 構成テンプレート
1. 読者の課題・悩みから始める(100文字以内)
2. 記事で解決できることを明示
3. H2/H3見出しで論理的に展開
4. 具体例・コード例を豊富に使用
5. まとめと「今日からできる3つのアクション」で締める
## 文体ルール
- 語尾: 「です・ます」調
- 1文: 60文字以内
- 専門用語: 初出時にカッコで説明
- 禁止表現: 「〜は非常に重要です」「〜することができます」
## 必須出力
- 記事本文(Markdown形式)
- メタディスクリプション(120文字)
- SNS告知文(140文字)📋 CLAUDE.md ──「新人スタッフのマニュアル」
配置場所のルール(優先度):
優先度(高 → 低):
1. ~/.claude/CLAUDE.md → 全プロジェクト共通・個人設定
2. ./CLAUDE.md または .claude/CLAUDE.md → プロジェクトルート(Git管理)
3. CLAUDE.local.md → プロジェクト固有の個人メモ(.gitignore 推奨)
4. 子ディレクトリの CLAUDE.md → サブディレクトリ固有の設定テンプレート①:グローバル設定(~/.claude/CLAUDE.md)
# 個人グローバル設定
## 言語・スタイル
- 応答は日本語で行うこと(コードコメント・変数名は英語可)
- 技術用語の初出時は英語と日本語を併記すること
- 説明は簡潔に。不明点があれば推測で進めず確認すること
## コーディング方針(個人共通)
- TypeScript strict モード必須
- 関数は単一責任原則に従い50行以内
- コメントは「なぜ(Why)」を書く(「何を(What)」はコードから読み取れる)
## セキュリティ
- 環境変数・APIキーは絶対にハードコードしない
- シークレットは .env.local を参照すること
## 作業スタイル
- 大きな変更前に計画を提示し、承認を得てから実行
- エラー発生時は原因と修正案を両方提示することテンプレート②:プロジェクト設定(./CLAUDE.md・100行以内が目標)
# プロジェクト名: [プロジェクト名]
## 概要
[このプロジェクトが何をするのか、1〜2行で説明]
## 技術スタック
- Runtime: Node.js 20 + TypeScript 5.3
- Framework: Next.js 14 (App Router)
- DB: PostgreSQL + Prisma ORM
- テスト: Vitest + Testing Library
## 必須コマンド
- 型チェック: `npx tsc --noEmit`
- テスト実行: `npm run test:unit`
- Lint修正: `npm run lint`
- ブランチ命名: `feature/`, `fix/`, `refactor/` プレフィックスを使用
## プロジェクト固有ルール
- APIエンドポイント: /api/v2/ 配下のみ使用
- 認証: Auth.js の session オブジェクトを参照(独自実装禁止)
- エラーハンドリング: Result 型パターンを使用
## 詳細ドキュメント(詳細は各ファイルを参照)
- APIコンベンション: @docs/api-conventions.md
- デプロイ手順: @docs/deploy.md🤝 Claude Cowork ──「コードを書けない人のための自動化」
始め方(4ステップ):
Step 1: Claude Desktop App をダウンロード
→ https://claude.ai/download
→ Claude Cowork は Desktop App の中に組み込まれています
Step 2: インストール後にログイン
→ 有料プラン(Pro / Max など)のアカウントでログイン
Step 3: Desktop App を起動 → 上部タブで「Cowork」を選択
Step 4: 作業フォルダを指定 → 自然言語でタスクを依頼セキュリティの注意
Cowork はフォルダへのアクセス権限を求めます。本番データや機密情報の入ったフォルダは指定しないこと。作業専用のサンドボックス(隔離した作業用)フォルダを作って使うのが安全です。
Cowork が得意な作業:
| 作業例 | 指示のしかた(例) |
|---|---|
| 画像の一括リサイズ | 「フォルダ内の画像を全部600pxにして resized フォルダに格納して」 |
| CSV → Excelレポート | 「売上データ.csv から月次推移グラフ付きのExcelを作って」 |
| 経費精算 | 「レシートのスクショをまとめて経費精算表を作って」 |
| ドキュメント整形 | 「箇条書きのメモを構造化した提案書Wordにして」 |
| スケジュール自動化 | 「毎週月曜朝9時に先週のフォルダをアーカイブして」 |
結局どれを使う? 使い分けフローチャート
上から順に「はい/いいえ」で進むだけ。迷ったらこの順で判断します。
🗂️ 3ツールの使い分け早見表
| タスク例 | 推奨ツール | 理由 |
|---|---|---|
| 新機能のコーディング | Claude Code | コード実行・テスト・Git操作が必要 |
| バグのデバッグ | Claude Code | ファイル全体の読み書きが必要 |
| ローカルCSVをExcelに変換 | Claude Cowork | ファイル変換タスク |
| メモ → レポート整形 | Claude Cowork | ドキュメント生成 |
| アーキテクチャ相談 | Claude Chat | 推論・ブレスト(ファイル不要) |
| 投資戦略の分析 | Claude Chat | ロジック・推論のみ |
| Skills / CLAUDE.md の設計 | Claude Code | コンテキストが必要 |